象牙事件 母親ら装い申請か 仙台市青葉区宮町で、訪問購入業を経営する佐瀬常太容疑者ら3人

 ワシントン条約で取り引きが制限されている象牙を高齢者から買い取って、違法に登録した疑いで仙台市の訪問購入業の男らが逮捕された事件で、男らが登録者の母親や友人になりすましてうその申請を行っていたことが警察への取材でわかりました。警察は、合法的に象牙を手に入れたことの証明を登録者に厳格に求めていない国の制度を悪用したとみて調べることにしています。

 仙台市青葉区宮町で、訪問購入業を経営する佐瀬常太容疑者(39)ら3人は、去年12月までのおよそ1年半の間に、県内の高齢者から象牙4本を買い取ったうえで、手に入れた経緯を偽り国に申請していたなどとして、種の保存法違反の疑いで逮捕されました。
 国内ではワシントン条約が締結された1990年の以前に持ち込まれたものについては、国への登録を条件に象牙の取り引きが認められていますが、警察によりますと、佐瀬容疑者らは、登録者の母親や友人になりすまして手に入れた時期や経緯を書くなどうその申請で登録していたということです。
 環境省によりますと、国に登録を申請する際には合法的に手に入れたことを証明する書類を登録者が持っていない場合は本人以外の人物が事実だと書き込めば登録が可能だということで警察は3人がこの仕組みを悪用したとみています。
 警察は、このほかに買い取った5本の象牙についても同じ手口で違法に登録し、転売していたとみて、詳しく調べています。

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