「多くの手術こなしたかった」レーシック集団感染事件の溝口朝雄 (みぞぐち ともお)容疑者 衛生管理後回し、手術数優先か

 銀座眼科(閉鎖、東京都中央区)で近視矯正のレーシック手術を受けた患者が集団感染した事件で、業務上過失傷害容疑で逮捕された元院長、 溝口朝雄 (みぞぐち ともお)容疑者(49)が「1件でも多くの手術をこなしたかった」と容疑を認めていることが8日、捜査関係者への取材で分かった。溝口容疑者は手術器具の滅菌に専用装置を使わず、目の消毒用の「オゾン水」で洗うだけだったといい、警視庁築地署捜査本部は、手術数を優先して衛生管理を後回しにしたとみて捜査している。

 捜査関係者によると、同院の執刀医は溝口容疑者1人で、滅菌の所要時間などから1日5人前後しか手術できないが、多いときで約20人を手術。滅菌を怠った平成20年秋ごろからは感染症が多発したが、溝口容疑者は2セットあった手術器具一式の1セットを繰り返し使用していた。オゾン水ですべての菌を死滅させることはできないという。

 感染症拡大を懸念した職員は滅菌の徹底を進言したが、溝口容疑者は「おれがやる」と拒否。その後も、滅菌器を使用する様子はなかったという。

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