東京の大手IT関連会社の元幹部や、岐阜市に本店がある「十六銀行」の元行員らが、架空の取り引きでIT関連会社から3億円余りをだまし取ったとして逮捕されました。
警視庁は、元幹部や元行員らが架空取り引きを繰り返し、8億円近い資金を流用したとみて捜査しています。
逮捕されたのは、東京・千代田区の大手IT関連会社、「ネットワンシステムズ」の元幹部社員、森浩幸容疑者(54)や「十六銀行」でシステム開発を担当していた元行員の兼松英作容疑者(50)ら3人です。
警視庁の調べによりますと、森容疑者らは、4年前、十六銀行の通信システムの開発を請け負っていたネットワンシステムズから、外部の業者にコンサルティング費用を支払ったように装って、ネットワンシステムズから3億6000万円余りをだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
警視庁によりますと、森容疑者は15年前までは十六銀行の行員で、退職してネットワンシステムズに入社しましたが、銀行では兼松容疑者と同じ部署で勤務していました。
元の後輩の兼松容疑者と、3年前までの7年間に架空取り引きを50回以上繰り返し、7億8000万円余りを引き出し山分けしていたということで、2人は内部調査で不正を認め、懲戒解雇されています。
警視庁は金の使い道などを捜査する方針です。
調べに対し、森容疑者は「容疑を認めるかどうか保留したい」と供述し、兼松容疑者ら2人は否認しているということです。
