JRのグループ企業の1つ、「JR貨物」の幹部社員が、東京・品川区の貨物ターミナルにある物流施設の工事を巡り、都内の電気設備会社から繰り返し接待を受けた見返りに、工事に参入できるよう便宜を図った疑いが強まったとして、警視庁はJRのグループ企業の社員がわいろを受け取ることを禁じた、JR会社法違反の疑いでこの幹部社員らを逮捕しました。
逮捕されたのは、▼東京・渋谷区にある「JR貨物」の本社で、「グループリーダー」という役職に就いていた幹部社員の富永英之容疑者(45)と、▼東京・港区にある電気設備会社、「カナデン」の課長の三枝裕祐容疑者(47)です。
警視庁の調べによりますと、富永容疑者は、JR貨物が発注した、東京・品川区の貨物ターミナルにある大型の物流施設の建て替えなどの工事を巡り、43万円相当の接待を受けた見返りに、「カナデン」が工事に参入できるよう便宜を図った疑いが持たれています。
調べに対し、2人とも容疑を認めているということです。
旧国鉄から発足したJRのグループ企業のうち、JR北海道・四国・九州、それにJR貨物の4社は 現在も国が経営を監督し、役員や社員がわいろを受け取った場合は、JR会社法で、懲役3年以下、または5年以下の罰則の対象となります。
警視庁は「カナデン」を捜索するとともに、2人を本格的に取り調べ、接待が繰り返された詳しいいきさつを捜査する方針です。
