障害者雇用で6千万円詐取 詐欺容疑で 就労支援事業所役員の楠田崇容疑者を逮捕 岡山県倉敷市

岡山県倉敷市の「あじさいグループ」が運営していた障害者の働く就労継続支援A型事業所が閉鎖し、多数の利用者が一斉解雇された問題で、岡山県警捜査2課と倉敷署は4日、障害者の労働時間などに応じて独立行政法人(千葉市)から支払われる調整金や報奨金計約6千万円を不正に受給したとして、詐欺の疑いでグループ役員の楠田崇容疑者(45)=倉敷市酒津=を逮捕した。全国で相次いだ障害者雇用を巡る問題は刑事事件に発展した。

 県警によると、楠田容疑者は一般社団法人「あじさいの輪」理事で、株式会社「あじさいの花」取締役。

 逮捕容疑は2016年5月、「輪」で雇用する障害者の労働時間を水増しした上、雇用人数などを増やしたうその障害者雇用調整金支給の申請書類を独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」の岡山支部に提出し、同10月に水増し請求分約95万円を含む約5124万円を「輪」の口座に入金させた疑い。同月、「花」でも同様の方法で水増し請求した約80万円を含む報奨金約968万円を入金させたとしている。各施設の事務員に指示を出していたとみられる。

 グループは昨年7月、倉敷市と高松市で運営していたA型事業所6カ所を経営難から閉鎖し、利用していた障害者283人を解雇。「輪」と2社は計14億8千万円の負債を抱えて倒産し、2社のうち「花」は再生計画が岡山地裁に認可されている。

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