贈収賄 担当外工事も漏えいか 吉田正太郎容疑者逮捕

 埼玉県住宅供給公社が発注した工事を巡り、公社の元職員が、予定価格を教える代わりに工事会社の社員から商品券を受け取ったとして逮捕された事件で、元職員は自分が発注を担当していた工事以外にも、規模の大きい工事の価格を社内の情報システムで確認し、業者側に伝えていた疑いがあることが、警察への取材で分かりました。
 埼玉県住宅供給公社熊谷支所の主幹だった吉田正太郎容疑者(61)は、平成24年の秋頃から1年余りにわたって、公社が発注した県営住宅の改修工事などの予定価格を教える見返りに、数十万円分の商品券を熊谷市の工事会社の社員から受け取った収賄の疑いが持たれていて、警察は10日夜、公社の本社や熊谷支所を捜索するなどし、容疑の裏付けを進めています。
 吉田元主幹は、熊谷支所が発注する工事の設計を担当していて、予定価格を知りうる立場にあったということですが、ほかにも、本社が発注する1000万円を超える規模の大きな工事の価格を社内の情報システムで確認し、業者側に伝えていた疑いがあることが、警察への取材で分かりました。
 警察は、吉田元主幹が工事会社の受注額が増えるよう担当外の規模の大きな工事についても便宜を図っていたとみて、詳しいいきさつを調べています。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール