名古屋市瑞穂区の60歳の区長が、現金を貸していた知り合いの女性に「暴力団に依頼した。きつい取り立てが行く」などとメールを送って現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の疑いで逮捕されました。
区長は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、名古屋市瑞穂区の区長、金田利之容疑者(60)です。
警察の調べによりますと金田区長はことし5月、現金30万円を貸していた知り合いの39歳の女性の携帯電話に「暴力団に依頼した。きつい取り立てが行く。自業自得じゃ!」とか「30万もの大金借りといて踏み倒す?やれるもんならやってみろや!男をなめとったらあかんぞ我!」などとメールを送って現金を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂の疑いが持たれています。
警察によりますと、金田区長はことし1月ごろに風俗店の客として従業員だった女性と知り合い、2月に現金を貸して以降、合わせて数十通のメールを送っていたということで、10日、女性から警察に被害届けが出されていました。
警察によりますと調べに対し金田区長は「暴力団に依頼したなどとメールを送って脅してまで現金を回収しようとしたことは記憶にない」などと供述し、容疑を否認しているということです。
名古屋市によりますと金田区長は昭和57年に市の職員として採用され、市議会の事務局次長や市民生活部長などを経て、2年前の平成28年4月から瑞穂区長をつとめています。
仕事ぶりはまじめで特に問題を起こすようなことはなく、先週の金曜日もふだん通りに仕事をしていたということです。
現職の区長が逮捕されたことについて、名古屋市の河村市長は12日、市内で記者団の取材に応じ、「いいアイデアマンだったが、このようなことになってしまい残念だし、お騒がせして市民には申し訳ない。本人は否認しているということなので、事実確認をした上で法に従って対応を考えたい」と述べました。
その上で、暴力団との関係をにおわせたということについては「ありえないと思うが、もしそんなことが本当にあるとしたら大変なことだ」として調査する考えを示しました。
