去年11月、群馬県安中市の上信越自動車道で、渋滞の列にトラックで突っ込み、須坂市の母子2人を死亡させるなどの罪に問われた運転手の男の裁判で、前橋地方裁判所は29日、男に禁錮1年10か月の実刑判決を言い渡しました。
和歌山市の元トラック運転手、中津康信被告(67)は、去年11月、安中市の上信越自動車道で大型トラックを運転中にわき見運転をして渋滞の列に突っ込み、乗用車に乗っていた長野県須坂市の田子彩美さん(当時31)と次女の華愛ちゃん(当時2)の2人を死亡させたほか、8人に重軽傷を負わせたとして、過失運転致死傷の罪に問われています。
29日の判決で、前橋地方裁判所の野口佳子裁判長は、「被告は漫然とわき見をして渋滞に気づくのが遅れ事故を起こした。刑事責任は相応に重い」として、禁錮1年10か月の判決を言い渡しました。
裁判のあと、事故で妻と次女を亡くした田子公彦さん(41)は、「2人の大事な命が奪われたことの代償としては、刑が軽すぎると感じています。被告には判決をしっかり受け止めてもらいたい」と話していました。
