岡山市発注の小学校の遊具などの修繕工事をめぐり市の教育委員会の副主査が工事の上限価格などの情報を業者に事前に漏らしていたとして逮捕された事件で、岡山市教育委員会は記者会見を開いて謝罪するとともに逮捕された副主査が少なくともこの10年間、こうした工事の発注を1人で担当していたことを明らかにしました。
岡山市教育委員会学校施設課の副主査、窪田宏幸容疑者(57)は岡山市南区の体育施設の設置などを行う会社の社長に市が発注する小学校の遊具などの修繕工事の上限価格などを漏らしたとして3日夜官製談合防止法違反の疑いで逮捕されました。
これを受けて岡山市教育委員会の山脇健教育長が記者会見し、「職員が逮捕されたことは遺憾であり、申し訳ありませんでした」と謝罪しました。
教育委員会によりますと窪田副主査は昭和60年に体育施設を修繕する技術者として入庁し少なくともこの10年間は小学校の体育館や遊具などの修繕にかかる工事の発注や業者の選定を実質的に1人で担当していたということです。
市教育委員会は「業者を絞り込んだり契約を結んだりする時には課長が決裁していたもののほとんど副主査に一任しており、気づかなかった」としています。
副主査が情報を漏らした社長の会社とは平成25年度以降、契約金額が急増していたということです。
山脇教育長は「1人の職員で対応していたということが今回の事件が起きた原因のひとつだ。今後は複数の目でチェックする体制の見直しをしたい」と話していました。
