23匹のネコを不衛生な環境で飼育し虐待したとして、川崎市の62歳の女が逮捕されました。こうしたネコやイヌなどの「多頭飼育崩壊」は社会問題化していて、県も対策を練っています。
動物愛護法違反の疑いで19日逮捕されたのは、住居不定・自称デザイナーの堀口妙子容疑者、62歳です。
去年12月、川崎市麻生区内にあるマンションの一室で、フンなどがたまった不衛生な環境でネコ23匹を飼育し、虐待した疑いが持たれています。
捜査関係者などによりますと、捨てネコを集め、飼育用に部屋を借りていたという堀口容疑者。エサは与えていた一方、それぞれを小さなケージに入れ、フンなどは長期間放置したままでした。
去年12月、近隣住民らの訴えを受けて裁判所が立ち退きを命令しに訪れた際、ネコ22匹は保護されましたが1匹はケージの中で死んでいました。
調べに対し堀口容疑者は、「飼ってはいたが虐待はしていない」と容疑を否認しているということです。
今回、川崎市の動物愛護センターでは21匹のネコが保護され、現在はNPO団体に引き取られるなどして10匹が保護されています。
センターには去年1年間で463匹のネコが保護され、うち31匹は、飼い主が育てられずに引き取ったといいます。
行政も対策に動き出しています。
県は、関係機関と連携した事前の情報収集とともに県動物愛護条例を改正して多頭飼育を届け出制にすることなどを検討。
担当者は、「動物の目線に立って想像力を働かせて欲しい」と訴えます。
(県担当者:「多くの動物を飼うこと自体が悪いことではなく、飼った以上は最後まで責任を持ってと、これが一番動物のためにもいいのではないか」)
