乾燥ナマコの生産・輸出事業への出資名目で資金をだまし取ったなどとして、警視庁捜査2課は21日までに、サイパンの水産会社「南洋」の社長、中元雅二容疑者(57)=東京都新宿区西新宿6=ら17人を詐欺容疑などで逮捕した。同課によると、中元容疑者は「身に覚えがない」などと容疑を否認している。
同課は、中元容疑者らが全国の約300人から南洋への出資名目で計約7億6千万円を集めたとみて、資金の流れを調べている。
逮捕容疑は昨年10月ごろ、愛知県豊田市の男性(71)に「損失が出ている未公開株の購入代金が返還される。手続きには南洋への出資が必要。一口10万円で安全、確実な出資先です」などと嘘を言い、出資名目で80万円をだまし取った疑い。
同課によると、南洋はパンフレットやホームページで乾燥黒ナマコを生産し、中国に輸出する事業を展開しているとうたっているが、実態はなかったという。
南洋は青森県や青森県漁連と提携して事業計画を進めていると宣伝したり、顧問に元水産庁長官が就いているなどと紹介していたが、いずれも確認されていないという。
