「極めて悪質」と男児溺れさせ死なせた父 阿部裕之被告に懲役9年 大阪地裁

大阪市住之江区の自宅で、生後2カ月の長男を溺れさせて死なせたなどとして、傷害致死罪などに問われた父親の阿部裕之被告(23)の裁判員裁判の判決公判が18日、大阪地裁で開かれた。河原俊也裁判長は「自分の子を暴力的に揺さぶって負傷させ、水没させて死なせた極めて悪質な犯行」と述べ、懲役9年(求刑懲役12年)を言い渡した。

 公判で阿部被告は「誤ってベビーバスに落とした」などと故意性を否定していたが、河原裁判長は「すぐにすくい上げればよく、公判供述は信用できない。子供は強い揺さぶりで昏睡状態にあったか、故意に鼻や口を水没させられて水を吸った」などと退けた。

 判決によると、阿部被告は平成22年11〜12月、長男を強く揺さぶり骨折させたほか、水没させるなどし、23年1月に死亡させた。

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