障害者集めて盗品磨かせる、支援制度悪用か 神戸市中央区の蓮本憲太郎容疑者、白石皓之容疑者ら4人逮捕

車上荒らしでゴルフ用品を盗んだとして、兵庫県警捜査3課は25日、窃盗の疑いで、神戸市中央区相生町の会社経営、蓮本憲太郎容疑者(42)と、同市長田区萩乃町の古物商、白石皓之(こうじ)容疑者(30)ら男4人を逮捕したと発表した。蓮本容疑者らは神戸市の指定のもとで障害者支援施設を運営し、障害者を集めて犯行に加担させていたとみられ、県警は事件の全容解明を進めている。

 捜査関係者や市によると、蓮本容疑者は今年6月以降、長田区で障害者就労継続支援事業所「グラスト」(定員20人)を運営。市から1人当たり1日約6千円の給付金を受け取りながら、障害者に盗品のゴルフ用品を磨かせたり、梱包作業に従事させたりしていた。盗品は白石容疑者が経営する同区のリサイクルショップ「爆買王」に持ち込まれ、インターネットオークションで転売されていた。

 県警によると、県内では今年1月以降、ゴルフ用品を狙った車上荒らしが多発。盗品の保管先倉庫を捜索し約千点を押収した。

 逮捕容疑は、共謀し5月14日未明、兵庫県芦屋市の駐車場で車のガラスを割り、クラブなどが入ったゴルフバッグ2点(計約241万円相当)を盗んだとしている。いずれも容疑を否認している。

 障害者就労継続支援事業所は、障害者に就労のための知識や能力を身につけてもらうための施設。神戸市はこれまでグラストの運営実態について詳細を把握しておらず、担当者は「施設に立ち入って調査する」としている。

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