去年、東京・国立市の古美術店で、経営者の男性が殺害され、現金や古美術品が奪われた事件で、強盗殺人などの罪に問われた男の初公判が開かれ、男は殺意や強盗目的をいずれも否認しました。
この事件は去年5月、東京・国立市の古美術店で、経営者の田代正美さん(当時73)が刃物で刺されて死亡し、現金や古美術品のつぼなど110万円相当が奪われたもので、群馬県の陶芸家、櫻井正男被告(67)が、強盗殺人などの罪に問われています。
13日、東京地方裁判所立川支部で開かれた初公判で、櫻井被告は「殺すつもりは最初から全くなかった」などと話し、殺意や強盗目的をいずれも否認しました。
検察は冒頭陳述で「被告は600万円を超える借入金などがあり、生活に困窮していた」と指摘したうえで、「被害者を殺害し、金品を奪おうと考えた」と主張しました。
一方、弁護側は「被告は被害者と行き違いになり、カッとなって刺した。殺害や強盗の目的はなく、金品ももらったもの」として、傷害致死罪にあたると主張しました。
