群馬県渋川市の副市長が、おととし、市が発注した電気設備工事の入札を巡って、知り合いが経営する電気工事会社に工事を落札させるため、最低制限価格を漏らしたとして、官製談合防止法違反などの疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、渋川市の副市長の飯塚寛巳容疑者(61)や、前橋市に本社がある電気工事会社の社長、菅谷玄容疑者(71)など3人です。
警察の調べによりますと、飯塚副市長は、おととし、渋川市が発注した給食の共同調理場を新築する際の電気設備工事の入札を巡って、菅谷社長らの会社に落札させるため、最低制限価格を漏らしたなどとして、官製談合防止法違反などの疑いがもたれています。
この工事の最低制限価格は、1億3850万1000円でしたが、菅谷社長の会社は、この価格を2000円だけ、上回る金額で落札したということです。
警察によりますと、飯塚副市長は入札に関する情報を知ることができる立場にあり、知り合いの菅谷社長から価格を教えるよう依頼されたということです。
警察は、3人の認否を明らかにしていません。
警察は、渋川市役所や飯塚副市長らの自宅を捜索するなどして、実態の解明を進めることにしています。
