在特会の元京都支部長、西村斉被告 ヘイトスピーチで名誉毀損罪起訴

民族差別をあおるヘイトスピーチを繰り返し、京都市の朝鮮学校の名誉を傷つけたとして、在特会=「在日特権を許さない市民の会」の元幹部の男が名誉毀損の罪で24日までに在宅起訴されました。
 学校の弁護士によりますと、ヘイトスピーチをした人が名誉毀損罪に問われるのは全国で初めてだということです。
 在宅起訴されたのは、在特会の元京都支部長、西村斉被告(49)です。
 西村元支部長は去年4月、京都市南区にあった朝鮮学校の跡地近くの公園で、拡声機を使って、「日本人を拉致するような朝鮮学校は、たたき出さなければならない」などと繰り返したうえ、その様子をインターネットの動画投稿サイトに掲載したとして、今月20日、名誉毀損の罪で起訴されました。
 在特会をめぐっては、9年前にも、ヘイトスピーチで京都市の朝鮮学校の授業を妨害したとして、西村元支部長らが威力業務妨害などの罪で有罪判決を受けていますが、学校側の弁護士によりますと、ヘイトスピーチをした人が名誉毀損罪に問われるのは全国で初めてだということです。
 学校側の弁護団の冨増四季事務局長は、「法整備がされるなど、ヘイトスピーチをめぐる環境が変わり、検察がきぜんと対応したことを評価する」と話しています。
 一方、西村元支部長はNHKの取材に対し、「事実に基づく公益性のある発言であり、名誉毀損罪には当たらない」とコメントしています。
 西村元支部長らは当時のヘイトスピーチの様子を撮影し、インターネットの動画投稿サイトに掲載していました。
 転載されたとみられる映像では、西村元支部長らのグループが公園で拡声機を使って「日本人を拉致するような朝鮮学校はたたき出さなければならない」とか、「皆様の子どもたちを拉致しようと狙っているかもしれません」などと発言しています。
 グループは、その後、京都市右京区にある朝鮮総連・在日本朝鮮人総連合会の京都府本部の前に移動し、街宣活動を繰り返しました。

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