北九州市の医師が、去年、自宅で妻に麻酔の注射を打ったあと容体が急変したにも関わらず、適切な措置をとらずに妻を死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは北九州市八幡西区にある「幸神クリニック」の院長で医師の中村外士雄容疑者(69)です。
中村医師は、ことし8月、診療報酬をだまし取ったとして逮捕・起訴されていますが、警察によりますと、去年4月、自宅で当時63歳の妻に麻酔の注射を打ったあと容体が急変したにも関わらず、速やかに病院に搬送するなどの適切な措置をとらずに放置して妻を死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いが持たれています。
妻は、日頃から肩の痛みを和らげるために自宅で麻酔の注射を受けていましたが、この際は、注射を打った直後に意識を失いおよそ1時間半後に死亡したということです。
死因を調べた結果、「リドカイン」という、不整脈を抑える薬を成分とする麻酔薬を大量に投与したことによる中毒死だったことが分かったということで、警察が詳しい状況を調べています。
警察は、中村医師が容疑を認めているかについて明らかにしていません。
