1月27日から行方不明になっていた札幌市白石区の東札幌小3年、幡谷りなさん(9)を自宅で監禁していたとして、北海道警は2日、監禁容疑で、無職松井創容疑者(26=白石区東札幌)を自宅アパートで現行犯逮捕した。りなさんは無事保護された。
道警によると、2人に面識はなかった。捜査員が発見時、りなさんは居間に座った状態で見つかり、拘束されていなかった。松井容疑者は1人暮らしで、調べに「事実と違う」と否認している。2人の家の距離は約350メートル。容疑者宅の近くの防犯カメラに容疑者とりなさんが歩いているとみられる姿が映っており、徒歩で自宅に連れて行ったとみている。りなさんは「発見前に一時、全身を粘着テープで巻かれていた」と話しているという。
道警によると、2日昼ごろ「少女漫画を所持している不審な男がいる」との通報があり、容疑者に任意で事情を聴いた。女児の両親は道警を通じて「皆さまのおかげで無事に次女を見つけることができました。心から感謝します」とのコメントを出した。
道警によると、りなさんは1月27日午後3時ごろ、ノートを買いに行くと母親に告げて外出。目撃情報は同日午後3時から4時までの間に集中し、東札幌小の児童から、りなさんの自宅付近の路上で見たとの情報が数件寄せられていた。
自宅から約300メートル離れた商店では、似た女児がノート2冊と食品1点を買った。この時間帯の最後の情報では自宅から約100メートルの距離にあるコンビニの前で、りなさんが歩いている姿を同級生が見ていた。
道警は1月29日に公開捜査を始め、当初は約100人だった捜索態勢を2日までに約250人に拡大していた。
札幌管区気象台によると、1月27日、札幌市内では午後から夜にかけて雪が降り、夕方には風雪・着雪注意報が出ていた。捜索現場では道路脇に大人の背丈ほどの高さまで雪が積もっており、たまった雪を掘り起こして捜す作業も進めていた。
近隣の店や駅などから提供を受けた約40カ所の防犯カメラの映像や、タクシーのドライブレコーダーも確認、有力な手掛かりはなかったという。
道警には2日午後3時半までに250件の情報が寄せられていた。公開捜査開始時から追加して写真を出したほか、近くの駅や商業施設でチラシを配布し、情報提供を呼び掛けていた。
