振り込め詐欺容疑、無職、佐野武容疑者(33)ら4人を逮捕 被害総額4億円か

 有料サイト利用の未納料金請求名目で現金を詐取したとして、警視庁捜査2課などは8日、東京都板橋区、無職、佐野武容疑者(33)ら4人を詐欺容疑で逮捕した。同課によると、佐野容疑者は「頭が混乱していて何も言えない」と供述している。

 同課などは佐野容疑者が18グループ(計約90人)に分かれた振り込め詐欺組織のトップで、2008年4月から昨年1月までに約380人から計約4億円をだまし取ったとみている。これまでの逮捕者は42人に上っており、同課などは組織の実態解明を進める。

 逮捕容疑は08年12月上旬ごろ、大阪府在住の女性(28)の携帯電話に「有料サイトの登録料金が未納状態になっている」などと虚偽の内容のメールを送信。「今月中に支払わないと請求額が倍になる」などと嘘を言い、佐野容疑者らが管理する私書箱に現金22万4千円が入ったエクスパック郵便小包を送付させるなどした疑い。

 ほかに逮捕されたのは、いずれも東京都板橋区で無職の土井貴正容疑者(32)と大村隆司容疑者(25)、千葉県一宮町の無職知久忠容疑者(32)。

 警視庁によると、佐野容疑者は「頭が混乱して何も言えない」と逮捕容疑の認否を留保。大村容疑者は認め、ほかの2人は否認している。佐野容疑者と土井、知久両容疑者は中学時代の同級生だった。
 今回の逮捕で、グループの逮捕者は46人となった。

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