ETCカード 3枚使い不正か 埼玉県の運送会社のトラック運転手、加藤寿明容疑者

 「ETCが反応しなかった」とうそを言って、実際より短い走行区間を申告し、正規の料金の支払いを免れたとして逮捕された埼玉県の運送会社の運転手は、高速道路に乗る際と降りる際で別々のETCカード3枚を使い分けて不正を繰り返していたことが、警察への取材でわかりました。
 埼玉県の運送会社のトラック運転手、加藤寿明容疑者(43)は、3年前「ETCが反応しなかった」とうそを言って、高速道路の走行区間を実際より短く申告し、正規の料金との差額をだまし取ったとして、詐欺などの疑いで逮捕されました。
 その後の調べで、加藤容疑者は、埼玉県の岩槻インターチェンジで乗ったあと、ETCカードを抜き取り、新潟西インターチェンジで別のカードを入れて降りていたことが警察への取材でわかりました。
 2枚目のカードには、高速道路に乗った記録がなく、加藤容疑者は「新潟県の柏崎インターチェンジから乗ったが、ETCが反応しなかった」とうそを申告していました。
 正規の料金は1万1300円でしたが、うその申告で1700円しか支払っていませんでした。
これまでの調べで、加藤容疑者は、運転手の指導・監督をする運行管理者の立場で、こうした手口をほかの運転手にも教えていたとみられ、車から押収されたETCカード3枚を使い分けていたということです。
 警察は、あわせておよそ250回、不正な通行を繰り返し、およそ270万円の支払いを免れていたとみて調べています。

高速道路を管理しているNEXCO東日本は「悪質な不正通行を行った者が逮捕され、不正通行の抑止に大きくつながると考えている。
今後もきぜんとした態度で臨むとともに対策に取り組んでいきたい」と、公式ホームページでコメントを出しました。

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