生駒市の学校給食センターで給食に異物が混入しているのが見つかった事件で、警察は調理員の男を偽計業務妨害の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、「給食をいったん中断し作業工程を見直してほしかった」と、職場環境に不満があったことをうかがわせる供述をしているということです。
逮捕されたのは、生駒市の学校給食センターの調理員・中尾成男容疑者(46)です。
警察の調べによりますと、中尾容疑者は今月14日、給食センターで調理中のチンゲンサイにポリエチレン製のあめの包み紙14枚を混入させた偽計業務妨害の疑いがもたれています。
警察は、包み紙が従業員の休憩室にあったあめと同じ商品のものだったことなどから、内部の関係者が意図的に混入させた疑いがあるとみて捜査していました。
中尾容疑者は18日朝遅れて出勤し、「体調が悪いためきょうから休みたい」と申し出たということで、警察が事情を聞いたところ包み紙を混入させたことを認めたことなどから、18日夜、逮捕しました。
警察によりますと、調べに対し「給食をいったん中断し作業工程をいちから見直してほしかった」と、職場環境に不満があったことをうかがわせる供述をしているということです。
警察が、事件のいきさつなどを調べています。
生駒市によりますと、中尾容疑者は平成2年に採用されて以来給食センターに勤務していて、これまでに勤務態度に問題があったという報告はないということです。
事件を受けて生駒市は、2学期が終わるまで市内に20あるすべての小中学校で給食を中止にすることを決めていました。
生駒市の小紫雅史市長は「安心安全な給食を提供すべき職員が逮捕されたことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます。再発防止と早期の給食再開に向けて、万全を期します」としています。
