旧住専=住宅金融専門会社の大口の融資先だった京都市の不動産会社の元社長らが債権の回収を免れるため、会社の資金およそ2億円を海外の口座に不正に隠したとして逮捕された事件で、元社長らが、国内の4つの口座を使って、会社の資金40億円近くを海外のペーパーカンパニーに送金していたことが、警察への取材で分かりました。警察は、取り引きを装って資金を隠した疑いがあるとみて捜査を進めています。
旧住専=住宅金融専門会社の「住宅ローンサービス」などの大口の融資先で、京都市にあった不動産会社「ペキシム」の元社長、西山正彦容疑者(69)や次男で、不動産投資などを手がける京都市の会社「アルフレックス」の社長、西山篤磨容疑者(38)など6人は整理回収機構の債権の回収を免れるため、おととし「ペキシム」の資金およそ2億円をカナダの口座に移し、不正に隠したとして、強制執行妨害の疑いで逮捕されました。
警察は27日、西山元社長らを検察庁に送りました。
「ペキシム」は、20年ほど前に旧住専から借りたおよそ178億円を返済しないまま、会社を解散していますが、その後の調べで、西山元社長らが、おととし2月、国内の4つの口座を使って、会社の資金あわせて39億6000万円を海外のペーパーカンパニー名義の香港の口座に送金していたことが警察への取材で新たに分かりました。
これらの送金は、ペーパーカンパニーへの貸付金の名目で行われていたということで、警察は、※にし山元社長らが、取り引きを装って資金を隠した疑いがあるとみて捜査しています。
