さいたま市にある病院の事務長だった55歳の男が、病院の理事長の個人口座から100万円を着服したとして業務上横領の疑いで逮捕され、警察は元事務長がほかに病院の口座からも繰り返し不正に金を引き出していた疑いがあるとみて調べています。
逮捕されたのは、さいたま市南区にある秋葉病院で、去年2月まで事務長を務めていた稲垣正容疑者(55)です。
警察の調べによりますと、稲垣元事務長は平成23年12月、管理を任されていた病院の理事長の個人口座から100万円を着服したとして、業務上横領の疑いが持たれています。
おととしの年末から去年初めにかけ、病院の職員が金の使い道の分からない不審な領収書を見つけ、病院側が詳しく調べた結果、金が不正に引き出された疑いがあるとして警察に相談していました。
警察の調べに対し、稲垣元事務長は容疑を認め、「車の購入代金に充てた。ばれないと思った」と供述しているということです。
稲垣元事務長は、病院の経理のすべてを任されていたということで、警察はほかに病院の口座からも繰り返し不正に金を引き出していた疑いがあるとみて調べています。
一方、病院側は稲垣元事務長が不正に引き出した金は1億数千万円に上るとして、損害賠償を求める裁判を起こしています。
