NTT東日本の社員が、市場調査の業者選定に便宜を図る見返りとして業者側から現金約130万円を受け取ったとして、警視庁捜査2課は2日、NTT東社員、伊藤慶信容疑者(36)=千葉県柏市柏3=をNTT法の収賄容疑で、通信事業会社社長、竹内俊之容疑者(42)=東京都葛飾区東新小岩6=を同法の贈賄容疑で逮捕した。
伊藤容疑者の逮捕容疑は1月下旬、NTT東が提供する光回線放送サービス「フレッツ・テレビ」の市場調査を受託できるよう便宜を図る見返りに竹内容疑者から現金計約130万円を受け取った疑い。
同課は2日午後、容疑を裏付けるため東京都新宿区のNTT東本社を家宅捜索した。
同課によると、伊藤容疑者はまずNTT東本社近くの喫茶店で30万円余を受け取り、さらに後日、竹内容疑者を本社応接室に呼び出して100万円を受け取ったという。
伊藤容疑者はコンシューマ事業推進本部の主査で、市場調査の企画立案を担当。調査は数億円の事業になる予定で、同課は竹内容疑者の会社が参入できるよう企画を作成したとみている。
NTT法は、NTT東などの社員をみなし公務員と規定し、贈収賄罪を定めている。
NTT東日本は「社員が逮捕されたことは誠に遺憾。警察の捜査に全面的に協力していく」とコメントしている。
