警察官や金融庁職員をかたってキャッシュカードをだまし取り現金約300万円を引き出したとして、警視庁捜査2課は19日、詐欺と窃盗の疑いで、住所不定、無職、 小貫康史 容疑者(39)=別の詐欺事件で公判中=を再逮捕した。小貫容疑者は、中国を拠点とした振り込め詐欺グループ内で「頭領」と呼ばれ日本側の統括責任者をしていた。同課によると、小貫容疑者は容疑を認めているという。
逮捕容疑は、昨年8月中旬ごろ、横浜市の69歳の女性に、中国内の共犯者が警察官や金融庁職員をかたり、「あなたの口座から200万円引き出されている。口座を止める必要があるのでキャッシュカードを用意してください」などと電話。日本国内の回収役が女性宅を訪れてキャッシュカードをだまし取り、現金約300万円を不正に引き出したとしている。
小貫容疑者は平成21年7月に組織に入り、昨年7月に日本側の統括責任者に昇格。回収の監視や分け前の分配などを行っていた。同課では、小貫容疑者の背後に、日中を往復しだまし取った金を集金する日本人の暴力団関係者など、日中混合の組織があるとみて調べている。
