東京都内の投資会社が巨額の出資金を違法に集めていたとして、愛知県警生活経済課などは8日、投資会社「マイ・インヴェストメント」(現エイトセンス、東京・中央)の実質的経営者、田畑元徳容疑者(63)と元経理担当、金子千加子容疑者(64)を詐欺の疑いで逮捕した。
同課によると、田畑容疑者らは虚偽の説明をして全国で出資を募り、2005年12月~07年6月に約390人から5億2千万円を違法に集めたとみられる。被害者は岐阜や愛知、兵庫県を中心に1都2府27県にわたる。01年ごろから設立したゲーム開発会社「ソシエゴ」など別会社で募った分を合わせると、集めた金は十数億円にのぼるが、県警の捜査で実際の運用が確認できたのは一部だけで、大半は同社役員らが流用したとみられる。
2人の逮捕容疑は06年12月、京都市の会社役員(57)ら女性2人に「うちは優秀なデイトレーダーを抱え、株の運用で利益を上げている」「月10%の配当を出す。元本は減らさない」などと虚偽の説明をして、07年3月までに計1650万円を振り込み送金させ、だまし取った疑い。
田畑容疑者は大筋で容疑を認めているが、金子容疑者との共謀については「理解できない」として否定しているという。
県警は昨年から役員の自宅などを出資法違反容疑で家宅捜索。関係者から任意で事情聴取するなど捜査を進めていた。
