さいたま市大宮区の住宅リフォーム会社が、水漏れを装って不要な工事を持ち掛けるなどの手口で顧客から代金をだまし取っていたとして、埼玉県警は19日、詐欺の疑いで社長の大竹誠容疑者(36)=同市西区=を逮捕した。
県警はこれまでに社員ら6人を逮捕。東京都や埼玉県など関東一円で少なくとも千件、2億円以上の被害があったとみて裏付けを進めている。
捜査関係者によると、この会社は「誠光ホーム」。同社の社員らは一戸建て住宅を訪問。点検と称して床下に立ち入り、ペットボトルに入れた水を持ち込んで自ら作業着にかけたり、地面にまいたりして「水漏れしている。工事が必要だ」などとうそを言い、不要な工事を持ち掛けていた。
実際には工事をせずに除湿効果のある調湿材を床下にまいたり、作業用テープを巻き付けたりして工事を偽装。撮影した写真を顧客に示して、数万円から百数十万円の代金を受け取っていた。同じ顧客から、繰り返し代金をだまし取ったケースもあった。
社員は受注件数でノルマを課されており、県警は大竹容疑者が社員に偽装工事を指示していた疑いがあるとみて、詳しく調べる。
大竹容疑者は19日朝、自宅で捜査員に任意同行を求められた。
登記簿などによると、誠光ホームは2006年4月に設立され、資本金は300万円。社員は10人程度だったという。
