勤務先だったタイの日系企業から社長名義の通帳などを盗んだとして、警視庁組織犯罪対策2課は7日、刑法の国外犯規定に基づいて窃盗の疑いで、千葉県市川市国府台、元社員で無職、菅原秀樹容疑者(56)を逮捕した。
同課によると、菅原容疑者は「仕事に嫌気がさした。金を引き出して日本に帰れば、生活資金になると思った」と容疑を認めている。
同課によると、菅原容疑者は、盗んだ通帳で口座から約1915万バーツ(約5000万円)を引き出し、タイや香港の地下銀行などを経由して、親戚(しんせき)の名前を借りて開設していた日本国内の銀行口座に不正に送金していたとされる。同課は組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いでも再逮捕する方針。
同課の調べによると、菅原容疑者は昨年11月24日、勤務していたタイの日系企業の金庫から、社長名義の預金通帳1通などを盗んだ疑いがもたれている。
同課によると、菅原容疑者は12月、日本に帰国。タイ警察から窃盗の疑いで逮捕状が出ていることを知り、今年1月に警視庁に出頭した。
