県警生活経済課と柏署は十六日、迷惑メール防止法(送信者情報を偽った送信の禁止)違反の疑いで、出会い系サイト運営会社「タクミ通信」(東京都豊島区東池袋一)社長広野喜三容疑者(47)=練馬区南田中三=ら四人を逮捕した。送信者情報を偽った迷惑メールに対し、業務改善命令を経ずに罰金や懲役刑を科すことができる同法の改正法(二〇〇五年十一月施行)を適用した摘発は県内二例目。
ほかに逮捕したのは、同社の関連会社社長佐藤正仁(38)=練馬区田柄一、同社元従業員山崎慎太郎(26)=豊島区南池袋一、同臼倉俊文(23)=墨田区横川三=の三容疑者。
調べでは、広野容疑者らは昨年八月十七−二十九日の間、四回にわたり、中国黒竜江省などに設置した百二十八台のパソコンを遠隔操作し、フリーメールのアドレスなどを使って送信者を偽り、自社の出会い系サイトの宣伝目的で「〇〇(メールアドレス)様を希望している女性をご紹介いたします」などとするメールを送信した疑い。
広野容疑者らは一日当たり約四百万−五百万通の迷惑メールを送信し、受信者を自社の有料出会い系サイトに誘導。一カ月に約一億二千万円を売り上げていたという。送信先のアドレスは名簿業者から購入したといい、押収したパソコンからは延べ二百三十億件のアドレスが見つかった。
広野、佐藤両容疑者は容疑を否認。山崎、臼倉両容疑者はメールを送信したことは認めている。
