木島平村の寺から仏像などを盗んだ疑いで、きのう松本市の男が逮捕されました。
逮捕のきっかけは住民の機転が利いた対応でした。
盗みなどの疑いで逮捕されたのは松本市旭の運転手・鈴木惣一容疑者64歳です。
警察によりますと鈴木容疑者はきのう午後1時半ごろ木島平村穂高の長光寺に侵入し、仏像16体と置物あわせて17点を盗んだ疑いが持たれています。
容疑者の逮捕に大きな役割を果たしたのが、近所に住む女性と娘でした。
2人は寺の近くに不審な車が止まっていることに気づき、30分ほど監視します。
一旦家に戻り、その後娘がもう一度様子を見に行ったところ、仏像を持って寺から出てきた鈴木容疑者を目撃します。
娘は大きな声で「何をしているのか」と尋ねると、鈴木容疑者は「写真を撮るだけ」などと話しましたが、車にはすでに多くの仏像が積まれていました。
仏像を盗んでいると確信した娘はすぐに警察に通報。
警察が到着するまで鈴木容疑者が逃げないように監視し、身柄を引き渡しました。
長光寺を管理する照明寺の伊東明啓住職は「犯人には憤りを感じるし怒鳴りたい気持ち。
偶然見つけてくれた人がいたのもご本尊や薬師様の力だと思う」と話していました。
長光寺は住職などが常駐しておらず、仏像が置かれている建物には鍵がかかっていませんでした。
総代の岡田公良さんによりますと、長光寺には「国宝級」とも言われる価値がある仏像が安置されています。
調べに対して鈴木容疑者は容疑を認め、警察は売却して換金する目的で盗んだ可能性があるとみて余罪についても詳しく調べています。
