収賄容疑で逮捕 地方独立行政法人「加古川市民病院機構」係長の熊野真智容疑者

 地方独立行政法人「加古川市民病院機構」発注の冷媒ガス回収工事をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された同機構係長の熊野真智(まさと)容疑者(48)が、逮捕前の機構の調査に「子供のために金が欲しかった」と動機を説明していたことが2日、分かった。兵庫県警の調べにも大筋で容疑を認めており、県警は熊野容疑者が受け取った約120万円の賄賂を養育費に充てていた可能性があるとみて詳しい使途を調べている。

工事受注額の1割

 県警は同日、贈収賄容疑で加古川中央市民病院(兵庫県加古川市)にある同機構を捜索。熊野容疑者が携わった工事契約などに関する資料を押収した。

 機構によると、3月に業者との不適切な関係を指摘する情報提供があり、熊野容疑者を聴取。熊野容疑者はその際、冷暖房工事会社の代表取締役、福田好男容疑者(78)=贈賄容疑で逮捕=との間で賄賂の授受があったと認めた上で、「幼稚園と小学生の子供がいるので受け取った」などと動機を説明したという。

 一方、捜査関係者によると、熊野容疑者と福田容疑者は数年前から知人関係にあった。熊野容疑者が最初に受け取った賄賂の額が工事受注額の1割に当たることから、県警は2人が事前に金銭の取り決めをしていた可能性があるとみている。

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