田原本町で、保育園を運営する社会福祉法人の元理事長らが、町から、子育て支援事業の委託料をだまし取ろうとしたとして逮捕された事件で、この福祉法人の職員2人が、元理事長から指示を受けて、 偽の領収書を作成したとして、新たに有印私文書偽造などの疑いで逮捕されました。
警察によりますと、1人は容疑を認め、もう1人は「知らなかった」と否認しているということです。
新たに逮捕されたのは、田原本町の社会福祉法人「愛和会」の事務長、米田農彦容疑者(69)と、 総務部長の松田明容疑者(63)です。
警察によりますと、米田容疑者らは、すでに逮捕された元理事長の森和俊容疑者(69)から指示を受けて、去年、町の委託を受けた子育て支援事業で子ども用のおもちゃを購入したように装い、およそ46万8000円分の偽の領収書を作成し、町に提出したとして、有印私文書偽造などの疑いが持たれています。
この事件で逮捕された「愛和会」の関係者は、これで4人になりました。
警察の調べに対し、米田容疑者は、容疑を認めているということですが、松田容疑者は「偽造したものとは知らなかった」と供述し、容疑を否認しているということです。
警察は、余罪についても調べることにしています。
この事件で、偽の領収書の作成を指示したとされる元理事長は、田原本町の森章浩町長の父親で、森町長は、第三者委員会を設けて、町の事業の支出先を過去の分までさかのぼって調査する方針を示しています。
