無断複製販売で古美術商逮捕 射水市二口の古美術商「大景」の渡辺信作容疑者と渡辺武志容疑者の親子2人

 射水市の古美術商の親子が、有名作家のブロンズ像の作品を、高岡銅器のメーカーに依頼して無断で複製し販売したとして、9日、著作権法違反の疑いで逮捕されました。
 逮捕されたのは、射水市二口の古美術商「大景」の渡辺信作容疑者(60)と渡辺武志容疑者(33)の親子2人です。
 警察の調べによりますと2人は、おととし5月とことし6月ごろ、高岡銅器のメーカーに依頼して、芸術家の故・岡本太郎の作品「若い夢」をかたどったブロンズ像25体を無断で複製し、富山市や愛知県の古美術商などに合わせて約196万円で販売したとして、著作権法違反の疑いが持たれています。
 警察の調べに対し2人はいずれもブロンズ像を販売した事実は認めていて、このうち渡辺信作容疑者は、偽物としてメーカーに作らせたことも認めているということです。
 警察では、古美術商の事務所や倉庫などを捜索したほか製造を依頼されたメーカーなどからも話を聞き、違法な製造を始めた時期や販売した美術品の数などを詳しく調べています。
 高岡銅器協同組合の四津川元将理事長は「かつてこうした問題が繰り返された過去を踏まえ、意匠に関する審議会を立ち上げるなどして意識を高めてきた。高い技術をもつからこそ悪用されてしまうが、今回のようなことはあってはならない」と話していました。

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