「宅配ボックス」 熊本の窃盗事件で木下亜美容疑者と、同僚の肝付太聖容疑者 窃盗の疑いで逮捕

熊本市のマンションの宅配ボックスから配達された品物が盗まれた事件で、先週、男女2人が逮捕されました。

 便利な宅配ボックスにどのようなリスクあるのか、メーカーに話を聞きました。

 警察によりますと、今年2月、熊本市中央区のマンションの住人から窃盗の被害を訴える110番通報がありました。

「配達されたズボンが宅配ボックスから盗まれた」

■宅配会社の社員2人を逮捕

 警察が防犯カメラの映像などを確認したところ、2人の人物が宅配ボックスのノブをゆさぶるような様子が映っていたということです。

 警察はこの事件で4月22日、宅配会社の社員、木下亜美容疑者(35)と、同僚の肝付太聖容疑者(25)を窃盗の疑いで逮捕しました。

 警察の調べに木下容疑者は「誤って配達した商品の回収をしただけで、盗んだつもりはない」と容疑を否認していますが、肝付容疑者は「自分がやりました」と容疑を認めているということです。

 自宅にいない時でも、荷物を受け取れて便利なのが宅配ボックスです。

■メーカーが指摘する”防犯性能”

 今回の事件では、開けられた方法は分かっていませんが、宅配ボックスのメーカーによりますと種類によって防犯の面で違いがあるということです。

日本宅配システム 田口智専務「鍵で開けるものや、4ケタの番号を揃えて開ける機械式の宅配ボックスは盗難されやすい仕様になっている」

 「機械式」と呼ばれるボックスは、暗証番号があらかじめ決まっていたり、宅配業者が間違えて暗証番号を書いた紙を別のボックスに入れたりすることで、盗難に遭う恐れがあるといいます。

 そこでこのメーカーは、利用者だけが知るパスコードやカードキーでカギを開ける「電気式」と呼ばれる製品を勧めています。

日本宅配システム 田口智専務「電気式の宅配ボックスは居住者しか知らないパスコードとか業者しか知らないパスコードで管理していて、一度入れるとパスコードを知らないと開けられない。長い目で見て、利用料が多少高くても電気式の宅配ボックスが入っている物件を選ぶと良い」

■自覚していない被害も?

 警察によりますと、熊本市中央区では今年、宅配ボックスから品物が盗まれる被害が「十数件」報告されていて、逮捕した男が関与をほのめかしていることなどから、余罪があるとみて捜査を進めているということです。

 さらに警察は、今回の事件を捜査する過程で別の被害も確認したとしていますが、被害の申告がなく、盗まれたことを自覚していないケースもあるとみています。

 警察は「荷物が届いたらなるべく早く受け取り」「被害にあったら管理会社と警察に届けてほしい」と呼びかけています。

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