4月8日、大阪府和泉市の集合住宅の一室で、住人の母親と娘が首などを刃物のようなもので刺されて殺害された事件で、警察は1日、娘の元交際相手の51歳の男を殺人の疑いで逮捕しました。男は調べに対し「持ってきた包丁で首などを複数回刺して殺したことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
殺人の疑いで逮捕されたのは、堺市堺区に住む無職の杉平輝幸容疑者(51)で、8日、和泉市の集合住宅の一室で、この部屋に住む社会福祉士の村上裕加さん(41)の首などを刃物のようなもので複数回突き刺すなどして殺害した疑いがもたれています。
警察によりますと、8日午後0時半ごろ、「母親が室内で倒れている」と110番通報があり、駆けつけた警察官が、室内で裕加さんと母親の和子さん(76)の2人が血を流して死亡しているのを見つけました。通報したのは2人の親族の男性で、裕加さんの勤務先から「出勤していない」と連絡を受け、部屋を訪ねたところ遺体を発見したということです。
司法解剖の結果、死因は2人とも首や背中などを刃物のようなもので複数箇所刺されるなどしたことによる失血死で、抵抗した際にできる傷もあったということです。2人は8日午前4時ごろに死亡したとみられ、ともにパジャマ姿でした。捜査関係者によりますと、玄関のドアは施錠されておらず、スマートフォンや貴重品は部屋に残ったままだったということです。
近くの住民によると、和子さんは元小学校教師で、しっかりとした人柄だったということです。また、裕加さんは府内の病院で社会福祉士として勤務し、病院の事務長によると、まじめで丁寧な勤務ぶりで、スタッフや患者などから信頼されていたということです。
警察などによりますと、杉平容疑者は裕加さんの元交際相手で、調べに対し、「裕加さんを持ってきた包丁で首などを複数回刺して殺したことに間違いありません」と容疑を認めているということです。また、逮捕前の任意の調べでは、和子さんを殺害したこともほのめかしていたということで、警察が詳しい経緯を調べています。
