東京・銀座のビルの売買で得た約26億円の所得を隠し、8億円余りを脱税したとして、東京地検特捜部は20日、法人税法違反容疑で、指定暴力団稲川会系組長で不動産会社「湊開発」(東京都港区)の実質経営者、張富夫(60)と、同社社長、坂元秀之(53)の両容疑者を逮捕した。
特捜部の調べによると、張容疑者らは平成17年12月期の所得約26億7700万円を隠し、法人税約8億200万円を免れた疑いが持たれている。
関係者によると、張容疑者らは権利関係が複雑だった銀座の繁華街にあるビルの地上げに成功。17年7月に別の不動産会社に約43億円で転売し、約20億円の売却益を得たが、この際、事実上のダミー会社が取引に介在しように装い、架空経費を計上していたという。
東京地検などは昨年10月、東京国税局や警視庁と合同で関係先を家宅捜索し、捜査を進めていた。
